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南予水産研究センターの活動拠点「うみらいく愛南」の開所式が行われました【4月26日(金)】

 平成25年4月26日(金)、南予水産研究センターの新たな活動拠点となる「うみらいく愛南(愛南町地域産業研究・普及センター)」の開所式が行われました。

 本学と愛南町は、平成20年3月に、南予水産研究センターの運営等を目的とした連携協定を締結しており、今回はその一環として、愛南町がこのほど整備した「うみらいく愛南」の一部を、本学の南予水産研究センターに無償貸与していただくことになりました。

 当日は、春晴れの穏やかな天候のもと、屋外で「うみらいく愛南」の開所式が行われ、町や漁協関係者、地域の方々、本学関係者ら約80人が出席しました。清水雅文愛南町長から、「新たな産業振興の拠点になってほしい」とあいさつがあり、次いで柳澤康信学長から「この施設の設置を機に、南予水産研究センター・愛媛大学がこれまで以上に地域に貢献し、信頼されるよう利用させていただきたい」と謝辞がありました。
 次に、御荘文化会館において開所記念講演会を行いました。まず、文部科学省高等教育局大学振興課長の池田貴城氏から祝辞をいただいた後、柳澤学長による「魚の行動は面白い〜愛南の海での潜水調査から〜」と題した講演を行いました。柳澤学長は、昭和53年、愛南町の室手海岸をフィールド拠点として、スキューバ潜水による魚類の行動生態学的な調査を行っています。この講演では、イシヨウジの風変わりな一夫一妻制について紹介し、出席者は興味深く聞いていました。また、大東文化大学教授・水産庁水産政策審議会会長の山下東子氏による「うみらいく愛南の地域活性化への期待」と題した講演も行われ、「うみらいくを舞台にした新しいビジネスモデルを産官学で創り出し、ぜひ愛南から世界へ発信して欲しい」と熱く語られました。
 なお、講演会終了後には祝賀会が開催され、清水愛南町長の挨拶、柳澤学長の発声による乾杯の後、終始和やかな雰囲気の中で、「うみらいく愛南」の門出を祝しました。

 この「うみらいく愛南」には、宿泊施設などが備えられており、長期間ここで研究をする研究者、学生にとって非常に便利な環境となっています。今後、ここでの研究成果が、愛南町の産業振興に役立つことが大いに期待されています。
 ちなみに、この「うみらいく」とは、「海(うみ)」「未来(みらい)」「好き(LIKE)」の3つの言葉による造語です。水産業に関する総合施設を利用する人や地域の人が海(水産業)の未来を考え研究し、さらに興味をもって好きになってもらいたいという願いをこめて名づけられました。

<社会連携支援部>