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地球深部ダイナミクス研究センターが「共同利用・共同研究拠点」に認定されました【4月23日(火)】

 平成25年4月23日付で、地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)が申請していた「先進超高圧科学研究拠点」が、共同利用・共同研究拠点として文部科学大臣の認定を受けました。

 GRCでは、グローバルCOEプログラム(平成20-24年度)や大型科研費(学術創成・特別推進等)などの事業を通して、超高圧技術・理論を用いた地球・惑星深部科学や物質科学などの国際的教育研究拠点の形成を行ってきました。その実績を基に、文部科学省の認定制度である「共同利用・共同研究拠点」に申請し、書面・ヒアリング審査を経てこのほど認定がなされました。この制度は、国内における先端的な研究施設を国内外の関連研究者の共用に資し、共同研究の推進拠点とすることで、当該研究分野をより一層発展させるためのものです。現在、国立27大学74拠点、私立7大学9拠点が認定されていますが、愛媛大学としては初の全国的な共同利用・共同研究拠点です。

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5月7日に行った記者会見の様子

 GRCが運営する本拠点の名称は「先進超高圧科学研究拠点(Premier Research Institute for Ultrahigh-pressure Science: PRIUS)」です。共同研究に資する設備・技術は、GRCが保有する大型高圧装置・先端分析装置群や関連する実験技術、また、第一原理計算や流体力学などの理論計算技術であり、さらに、GRCが合成する世界最硬物質「ヒメダイヤ」や新規超硬物質を用い、新たな超高圧実験技術の開発などの応用研究も進めます。

 

 「超高圧」をキーワードにした拠点は国内唯一で、GRCがこの分野で国内を先導する拠点であると認められたものといえます。今後、地球・惑星深部物質科学のさらなる推進と開拓とともに、超高圧合成を通した新規有用素材の開発など、物質科学・材料科学などとの学際的研究や新学術分野の創成を進める予定です。また、グローバルCOEを通じて構築したアジア各国の教育研究機関の連携組織「TANDEM」を発展させ、アジアにおける先進的研究・人材交流の国際的拠点の形成を目指します。

 

 国内外との共同研究に提供するGRCの研究資源
(左)世界最大級のマルチアンビル高圧合成装置「BOTCHAN」と「MADONNA」、(右)世界最硬物質「ヒメダイヤ」

 

参考URL

地球深部ダイナミクス研究センター

共同利用・共同研究拠点について(文部科学省)

<地球深部ダイナミクス研究センター>