お知らせ

社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業「地域マネジメントスキル修得講座」(第5回)を開催

平成23年8月20日(土)、21日(日)、社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業「地域マネジメントスキル修得講座」を開催しました。

講座内容

 第5回目となる、社会人の学び直しニーズ対応教育推進事業「地域マネジメントスキル修得講座」を開催しました。1日目は伊予市双海町の「人間牧場」にて、2日目は愛媛大学農学部にて、地域活性化論の講義が行われました。

1日目 伊予市双海町「人間牧場」

 「人間牧場」では、若松進一非常勤講師(人間牧場主)が実際に携わってきた活動に基づき、地域づくりについて様々な角度からの話を行いました。20年で200人の町民を国内外の研修に出したこと、子ども達の無人島での生活体験、「夕焼けコンサート」から夕日をテーマにしたまちづくりを始めたこと、地域づくり人にとって必要なことなど、着実な取り組みを紹介しました。
 そして、現在「人間牧場」では、地域への恩返しとして次につながる人づくりを重視し、「人間牧場」での塾や農業体験などの活動を開始したということです。

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「人間牧場」

 

 「人間牧場」のテラスからは、水平線を見渡すことができます。開放感たっぷりの場所で聞く夏の講義は、とても印象深いものとなりました。特に、若松非常勤講師の軽快な語り口調と破天荒なエピソードの連続により、受講生から何度も大爆笑が起こりました。

2日目 愛媛大学農学部

 2日目は、笠松浩樹助教が、地元学、人材の配置・派遣、地域運営組織をテーマに話しました。地元学ネットワーク(吉本哲郎主宰)とともに実践してきた取り組みで、農山漁村の住民の話を聞き、絵地図にまとめて伝えることを通して、人が元気になり新たな活動が起こりつつあることを紹介しました。

人材の配置・派遣

 人材の配置・派遣については、総務省の「集落支援員」と「地域おこし協力隊」の事例を話し、その効果と現状を指摘しました。

地域運営組織

地域運営組織は、ここ数年見られる「小さな自治」の動きに着目し、集落のみに依らない活動のあり方を提示しました。

2日目の最後

2日目の最後に、プロジェクト研究の課題について、受講生と森賀盾雄教授、芳之内正幸客員教授、笠松助教が意見交換を行いました。研究に使うサンプルの集め方、具体的に地元学を実践する場所と方法、地域課題と自分自身の課題との関係などについて、短時間でしたが要点を押さえたやりとりができました。

意見交換

意見交換