平成19年10月30日(火)愛媛大学総合情報メディアセンターにおいて、株式会社NTT西日本−四国代表取締役社長 酒井紀雄氏をお迎えし、愛媛大学社会連携講演会−愛媛に風を!−を開催しました。
この講演会は、地域社会の現状と課題及び本学への期待等についてグローバルな視点から講演いただき、地域への愛着をはぐくむとともに、本学が進むべき将来へのヒントとして活かしていきたいとの思いから開催するものです。「愛媛に風を!」は、本学が地域と共に考え、未来を共に作り上げ、共に愛媛から風を立てていこうという気持ちが込められています。
当日は、一般、学生、教職員など約100人が集まりました。はじめに小松正幸愛媛大学長が、「本学は、人材育成を通して地域の発展に貢献することを最大の使命と考えています。社会は何を考え望んでいるのか、現場の声を聞くことも必要であり、そういう点で、今回、国内外において経験豊富で実績もあり、NTTを背負って立つリーダーにお話しいただけるということで期待しています。」と挨拶しました。
引き続いて酒井氏が、「コミュニケーション これまでの100年 これからの100年」と題して講演を行いました。ボストン(マサチューセッツ工科大学)で感じた経済人による経済教育の必要性や、その海外研修中での苦労話やエピソード、松山局電話誕生100年の歴史を通して見た情報通信の変化や世界各国の動向、さらには未来のコミュニケーションを創造するNTTの取り組みなど、多くの役立つ情報をお話しいただきました。
最後に学生に対して期待することとして、1.情熱と行動、失敗を恐れないチャレンジ精神など「夢中になる心を養う」こと、2.固定観念にとらわれず、変化には高い意志とぶれない軸を持つなど「変化に対応する力を磨く」こと、3.英語で話す度胸をつけ、失敗を恐れず言うことは言う「国際感覚を持て」と話され、講演を終了しました。
この講演会は、各界のいろいろな方々をお迎えし、今後もシリーズとして続く予定です。みなさんのご参加をお待ちしています。
広報室