平成20年2月11日(月)、メディアセンターにおいて、第三回愛媛大学瀬戸内環境ESDシンポジウム「持続可能な未来のための学び 山〜里〜海〜人をつなげる環境ESDの展開」を開催しました。
このシンポジウムは、平成18年度に採択された文部科学省現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)「瀬戸内の山〜里〜海〜人がつながる環境教育」における活動の一環として、愛媛大学環境ESDプロジェクトチームが主催して開催したものです。
本学では、その取組みの中で、平成18年度前期から、共通教育科目として「環境ESD指導者養成講座」を設けました。指導者となるためには、実践力を身につける必要がありますが、受講生は2回生が中心のため、経験はまだ十分とは言えません。そのため、地域や社会で活動しているNPOでインターンシップを行っています。
今回、その第一期修了生4組が、「大学と地域がつくる学びの輪」をテーマに、インターンシップとして4か所のNPOの現場で学んだ成果を発表しました。会場には、関係の学生を中心に約70人が集まって熱心に聞き入り、ESDへの関心が高まってきていることがうかがわれました。
交流会を兼ねた昼食の後は、「子どもが学び、大人も学び、地域が変わるESD」をテーマに、NPOや行政の方々に、多様な場と人をつないだ地域に根ざした学びのしくみづくりや実践の苦労と成果について語っていただき、愛媛で「持続可能な社会」を実現する方法について考えました。
その後は、提起されたさまざまな問題に対してパネル・ディスカッションを行い、参加者全員で「つながる」形や意味について考えた有意義なシンポジウムとなりました。
なお、発表した受講生は、次のとおりです。
インターンシップ報告者
・石鎚ふれあいの里 真鍋沙耶香(農学部2回生)、藤村長平(社会人科目等履修生)
・えひめグローバルネットワーク 母里有紀子(教育学部2回生)
・まつやまNPOサポートセンター 松本尚子(法文学部2回生)、一色正博(農学部2回生)、森野聖治(理工学研究科修士課程2回生)
・愛媛生態系保全管理 重松大介(農学部2回生)、安松 環(農学部2回生)、保谷忠良(社会人科目等履修生)
広報室