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大学院理工学研究科1年生の田中元気さんが第11回触媒道場で優秀ポスター賞を受賞しました【9月25日(月)~26日(火)】

 平成29年9月25日(月)~26日(火)、サンピアセリーズ(高知県高知市)で開催された第11回触媒道場(触媒学会主催)で、大学院理工学研究科博士前期課程1年生の田中元気さん(無機化学研究室)がポスター発表を行い、優秀ポスター賞を受賞しました。 この賞は、本学会でポスター発表を行った学生の中から選出されるもので、34件のポスター発表の中から8件選出され、田中さんは全体の2位での受賞となりました。  
 今回受賞した発表タイトルは、「局所構造を制御した多孔質シリカジルコニアの耐アルカリ性と酸特性」です。触媒担体とは、触媒活性を有する金属などの活性表面を広げる役割をもつ物質のことであり、シリカゲルはこの触媒担体によく用いられています。シリカゲルは、表面が不活性で副反応が起こりにくく、構造制御が容易というメリットがありますが、耐アルカリ性が低いというデメリットがあります。ジルコニアを添加することによって耐アルカリ性、耐熱性は向上しましたが、酸が発現していました。田中さんは、これをSi-Zr複合酸化物にすることで耐アルカリ性を向上させ、なおかつ酸を抑えた触媒担体の調製に成功しました。この研究成果及び発表での質疑応答が高く評価され、優秀ポスター賞を授賞しました。

 

<大学院理工学研究科>