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大学院医学系研究科の齋藤卓講師が第29回「源内賞」を受賞しました【3月25日(金)】

 大学院医学系研究科・分子病態医学講座の齋藤卓講師が、「多細胞生物の長期・広範囲・細胞レベルの観察を実現する2光子励起ライトシート顕微鏡の開発」の研究で公共財団法人エレキテル尾崎財団の第29回源内奨励賞を受賞し、令和4年3月25日(金)、平賀源内の故郷、香川県さぬき市にて授賞式が行われました。授賞式ではエレキテル尾崎財団理事長の尾崎勝氏から、表彰状及び目録が授与されました。

 この賞は、平賀源内の偉業をたたえて設立された公益財団法人エレキテル尾崎財団が、電気・通信技術等の研究や技術向上のための発明工夫、研究に対し賞金の授与や研究助成を行うものです。

 齋藤講師は、(1) 観察対象への低い光毒性、(2) 広い視野範囲、(3) 高い空間分解能(高解像度)、の3条件の向上を達成する2光子励起光シート蛍光顕微鏡の開発に成功し、その成果が高く評価され今回の受賞となりました。本顕微鏡技術により、多様な生物の成長過程をこれまでよりも長期間にわたり、細胞レベルの高分解能で、生きたまま観察することができるようになります。この技術は生活習慣病などの疾患因子の解明、さらに、治療薬の開発基盤技術など今後の医学の発展に大きく貢献すると期待されます。

 プレスリリースについてはこちらをご確認ください。

<医学部>