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プレスリリース

世界初の研究成果!妊娠中マグネシウム摂取が幼児の多動問題に予防的 論文発表

概要

愛媛大学が主導する共同研究チーム(東京大学、琉球大学)が、妊娠中のマグネシウム摂取が生まれた子の多動問題に予防的であることを示す研究成果を世界で初めて発表し、令和3年2月11日に学術誌「Nutritional Neuroscience」の電子版に公表されました。
マグネシウムは脳組織の発達や機能に重要な役割を果たしている可能性があります。これまで妊娠中の亜鉛、マグネシウム、鉄、銅、マンガン摂取と生まれた子の行動的問題との関連を調べた疫学研究はありません。
今回、妊娠中から母親と生まれた子を追跡調査した「九州・沖縄母子保健研究」のデータを活用し、妊娠中のメタル摂取と子の5歳時における行動的問題との関連を調べました。その結果、妊娠中のマグネシウム摂取は5歳児における多動問題のリスク低下と関連を認めました。
今後、更なる研究データの蓄積が必要となりますが、妊娠中の食習慣の変容により、子供の行動的問題を予防できる可能性を示す非常に関心の高い研究成果であるといえます。

プレスリリース資料はこちら(PDFファイル 499KB)

お問い合わせ先

愛媛大学大学院医学系研究科 疫学・予防医学講座 教授 三宅吉博

Tel 089-960-5283
Mail  miyake.yoshihiro.ls@ehime-u.ac.jp