航空政策から問い直す政策分析・評価
愛媛大学法文学部の福井 秀樹教授の執筆した著書「Aviation Policies: Studies of Unintended Effects and Consequences(航空政策:意図せざる効果と帰結に関する研究)」が2026年度日本公共政策学会賞(著作賞)を受賞しました。
本書は、航空政策がもたらす意図せざる効果を実証的に検証しています。空港発着枠制度、燃料使用や排出量に影響を及ぼす政策手段、ターマック遅延規則を取り上げ、それらが競争、運賃、燃料消費、欠航に与える影響を分析しています。また、政策効果を推定する手法の限界についても検討しています。本書は、政策やその評価手法から生じる見過ごされがちな問題や意図せざる結果を発見・言語化するという、学術研究の「問題提起機能」の重要性を論じています。
本書のポイント
- 本書は、航空政策がもたらす「意図せざる効果」を実証的に検証しています。
- 発着枠制度、環境関連の政策、ターマック遅延規則などを取り上げ、制度設計と航空会社の戦略的行動との関係を明らかにしています。
- 政策の意図した効果だけでなく副作用にも目を向け、より良い政策形成につなげる学術研究の「問題提起機能」を提示しています。

