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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2021.01.29
知の欲求に忠実になって

屋敷 哲良

●大学院農学研究科(H31年度入学)
●兵庫県立加古川西高等学校 出身

 「食に関することがしたい、遺伝子組み換えとか面白そう」これは私が高校3年生の時、進路に関して考え始めたときにぼんやりと頭に浮かんだことでした。そういったことを学べる大学を探していく中で行われている研究などから、愛媛大学を『気になるリスト』に入れていましたが、『気になる』理由はもう一つありました。それは、自身の両親も愛媛大学の卒業生であるからです。進路について相談した際にも、学業に打ち込める環境が整っていること、そして松山は住みよい街であるということなどいわゆる『お墨付き』をもらい、愛媛大学進学を決意しました。実際、愛媛大学には勉学や研究に打ち込める環境が整っていて、大学生として理想的な環境であると感じています。
 現在私は、多くの方の健康につながる食品の機能性について研究しています。機能性の食品は近年多くの商品が販売されており、関心を持っている方もいらっしゃると思います。その最先端に取り組む研究は難しく、思うような実験結果が出ないことが多々ありますが、その分、研究進展に貢献できたときの達成感は何物にも代えがたく、自身の力やスキルが身に付いていると感じることができ、とても楽しいものです。
 私は大学院修了後、現在行っている研究と同じ食品の機能性に関わる仕事に就く予定です。暮らしに密接な『食と健康』をさらに突き詰め、少々大げさですが、『食から社会を変える』成果をいつの日かあげたいと思っています。
 最後になりますが、大学は多くの人にとって人生で最も『知の欲求に忠実になれる』場所、時期であると思います。また愛媛大学はそれに応える環境が整っています。学問以外にもアルバイトやサークルなど、人生経験として重要なことは多くありますが、このことを頭の片隅に置いておいて、自ら知ること、興味を持つこと、突き詰めていくことを大学生活では忘れないでほしいと思います。

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