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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2021.08.11
環境保全を学べる歴史ある大学!

水川 葉月 准教授

●大学院農学研究科
●環境化学(環境汚染物質のグローカルなモニタリングと野生生物やペット動物に蓄積した有害化学物質の汚染実態と代謝機構の解明およびリスク評価)

 環境問題について、どれくらい知っていますか?最近では、地球温暖化や海洋ゴミ問題、水質・大気汚染、化学物質汚染などについてテレビや本、SNSで話題に上がるので、目や耳で知る機会があるかと思います。環境汚染は地球規模(グローバル)で起こっている問題から、身近な場所(ローカル)で起きているものまで様々あり、私たちの日常生活にも密接に関わっている問題でもあります。

 愛媛大学は古くから環境汚染、特に化学物質汚染問題に注目して研究を行ってきました。廃棄物の焼却過程でダイオキシン類が発生し、環境中に拡散することを発見したのも愛媛大学農学部です。環境中の化学物質の発生、動態、汚染レベルの測定を行う研究分野を環境化学と言います。愛媛大学は地方国立大学でありながら環境化学の分野では国内外でも最先端の研究を行っており、四国では唯一、環境化学や環境保全学について学べる大学です。

 現在、時代の変化とともに地球環境も大きく変化しています。私は2020年から2030年は次世代への大きな転換期だと考えており、未来の地球環境を持続させる上で重要な10年になると予想しています。現在高校生の皆さんがこれから大学で学ぶ知識や経験は、将来、貴重で重要な財産となるはずで、ぜひそうであって欲しいと思います。環境保全学はこれからの時代を生き抜くうえで重要な学問の1つです。環境汚染問題という大きな課題解決に向けて、環境保全学を学んでみませんか?持続可能な社会の実現に向けて、一緒に考えていきましょう。

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