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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2021.08.04
愛媛大学で人工知能を学ぼう

梶原 智之 助教

●大学院理工学研究科 電子情報工学専攻
●知能情報学(自然言語処理)

 私は人工知能研究室で自然言語処理という分野の研究を行っています。人工知能(AI:artificial intelligence)とは、人間のように知的に振る舞う機械の実現を目指す学問領域のことです。人間のクイズ王に勝利する質問応答システムやプロ棋士に勝利する囲碁のゲームAIなどの活躍により、人工知能の技術への期待が高まっています。特に、言葉に関する人工知能の技術を自然言語処理と呼びます。情報社会を生きる皆さんは、仮名漢字変換や情報検索などの自然言語処理の技術に日々触れていることだと思います。

 我々の研究室では、機械翻訳や対話システム、文法誤り訂正やスタイル変換など、様々な自然言語処理の応用技術を開発しています。データを集めることが難しい領域への自然言語処理の適用や、医療応用における自動診断のような高度な推論など、挑戦的な課題にも取り組んでいます。

 近年、AIやIoTの技術が牽引するSociety 5.0(狩猟社会、農耕社会、工業社会、情報社会に続く未来社会)を担うIT技術者が求められています。愛媛大学工学部のコンピュータ科学コースでは、従来の計算機科学に加え、人工知能やデータサイエンスを学ぶことができるカリキュラムを構成しています。私も、人工知能の中核をなす技術である機械学習についての講義や実験を担当しています。AIエンジニアやデータサイエンティストを目指す皆さんと、愛媛大学で一緒に研究できる日を楽しみにしています。

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