未来の愛大生へ

2026.07.30
生化第一主義

青野 柚希

●農学部(令和5年度入学)
●愛媛県立三島高等学校

大学では、高校にはない研究室に配属されます。私が所属する生命機能学科では3年生の後期から研究室に入り、授業を受けながら研究活動を行います。4年生になると授業はなく、毎日研究室に通います。

私は生化学研究室で、酵素の立体構造を明らかにし、その反応機構を解明しようとしています。酵素とは、生体内で起こる化学反応を助ける分子で、私たちの体の中でも毎日働いています。酵素の多くはタンパク質ですが、その立体的な形を明らかにするためにX線結晶構造解析という方法を使います。

この方法ではまず酵素の結晶をつくり、その結晶にX線を当てます。しかし、一般的な強さのX線では立体構造を解析するには不十分なため、私は大型放射光施設のSPring-8を利用しています。ここに結晶を送り、X線を当てる実験をして返ってきたデータを解析することで、酵素の立体的な形が明らかになります。研究室では、酵素を結晶化し、得られたデータを解析しています。結晶化は条件を細かく変えながら何度も試す必要があり、データ解析も一筋縄ではいきません。そのため、根気強く試行錯誤を続けることが大切です。

研究室では実験だけでなく、研究内容を発表するための資料作りや、実験の原理について学ぶことも重要な活動です。また、学会発表で県外を訪れた際には観光名所に行ったりおいしいご飯を食べたりと、研究以外の思い出を作ることができます。さらに、SPring-8やNanoTerasuのような最先端の研究施設を訪れる機会があり、自分が普段行っている研究がこのような大規模な施設に支えられていることを実感しました。

このように、大学では授業で学んだ知識を活かして、まだ明らかになっていないことに挑戦する研究ができます。みなさんも、授業やサークル、アルバイトとともに研究にも力を入れ、充実した大学生活を送ってください!

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