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お知らせ

公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金「GHIT Fund」から、本学プロテオサイエンスセンターを含む国際共同研究グループへの助成金交付が決定しました

 グローバルヘルス技術振興基金 (GHIT Fund:ジーヒット・ファンド) は、日本政府(外務省・厚生労働省)、民間企業(アステラス製薬・エーザイ・塩野義製薬・第一三共・武田薬品工業)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、国連開発計画(UNDP)が2013年4月に設立した、世界初のグローバルヘルス官民パートナーシップで、その後多くのパートナーが参画しています。日本の革新的技術を基盤として、開発途上国に蔓延する感染症の新薬、ワクチン、診断薬等の新しい医薬品の研究開発および製品化を促進することにより、グローバルヘルスへ貢献することを目的にしています。
 令和元年9月30日に、GHIT Fundからの助成金交付の発表があり、そのうちの1件が、愛媛大学プロテオサイエンスセンターを含む研究グループによる「CoPoPリポソームを用いたPfs230/CSP多価マラリアワクチン」に関する研究に対し、約9,700万円の助成金が交付されることになりました。
本研究は、米国PATH(Program for appropriate Technology in Health)及びニューヨーク州立大学Buffalo校と共同で実施、研究期間は令和元年10月から令和3年9月の2年間を予定しています。GHIT Fundから本学へのマラリア研究助成金採択は今回で6件目であり、日本のアカデミアへのマラリア研究に対する助成としては最多です。
 このプロジェクトでは、マラリア原虫の生活環(ライフサイクル)の中で、「蚊からヒト(感染阻止ワクチン)」及び「ヒトから蚊(伝搬阻止ワクチン)」の感染経路を同時に断つ新型多価マラリアワクチンの開発を目指します。この研究が成功すれば、この多価ワクチンを前臨床試験へと進めることができ、これまで困難を極めていたワクチン開発を加速してマラリア撲滅に向けた一歩へとつながります。

<プロテオサイエンスセンター>