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愛媛大学改革シンポジウム「国際化する大学。国際化する仕事。」中村修二氏講演会を開催しました【11月19日(木)】

 平成27年11月19日(木)、南加記念ホールで、国立大学協会との共催で、愛媛大学改革シンポジウム第2弾「国際化する大学。国際化する仕事。」を開催し、2014年ノーベル物理学賞を受賞された中村修二氏を講師としてお招きしました。
 中村修二氏は、愛媛県のご出身で、民間企業に勤務後、世界に先駆けて高輝度青色発光ダイオードを発明・開発し、昨年、ノーベル物理学賞を受賞されました。現在は、カリフォルニア大学サンタバーバラ校で教授を務められています。
 シンポジウムには、学生、地域の方々、高校生、教職員など約360人が参加しました。まず初めに、大橋裕一学長から中村氏のご功績の紹介があり、「現在、照明はもとより、家電、食品など生活のさまざまな分野で応用・実用化されています。クリスマスイルミネーションとして世界中で光輝いている青色発光ダイオードの発明までのご苦労や開発秘話、大学の未来についてなど、興味深いお話をいただけるものと楽しみにしております」と開会の挨拶がありました。
 続いて、中村氏が青色LEDの特徴や発明の経緯を説明し、「若いうちの苦労が役に立った。」と厳しい環境で挑戦し続けた時代を振り返りながら、挑戦することの大切さを語りました。また、「日本人は非常にまじめでいい発明をするが、英語力のなさが原因で世界展開できていない。英語力を上げ、視野を広げるためにも、皆さんも若いうちにどんどん海外に行ってほしい」と学生に呼びかけました。

 後半の意見交換では、高校生の質問や留学生からの英語での質問に対し、中村氏がユーモアを交えながら答え、会場は盛り上がりました。最後に、中村氏から「リスクを恐れず挑戦し、若い人は5年以上海外に出るべき」と学生にエールが送られました。
 最後に、国際連携推進機構の安川正貴機構長が、中村氏と参加者にお礼を述べ、「愛媛県出身の中村先生には、今後も本学の国際化の推進にご尽力いただくことをお願いしたい」と閉会の挨拶を述べました。
 参加者からは、「学生に対する熱いメッセージが特に伝わってきて良かった」「次々と質問が出て、講演者の受け答えも面白くて、大変よかった」「次回の開催を期待します」などの感想があり、シンポジウムは盛会のうちに終わりました。

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参加者との写真撮影