お知らせ

医学部附属病院が第29回腫瘍センター講演会を開催しました【2月19日(水)】

平成26年2月19日(水)、医学部創立40周年記念講堂で、順天堂大学医学部病理・腫瘍学の樋野興夫教授を講師に迎え、「坊ちゃん記念 がん哲学外来〜医師の2つの使命〜」と題し、第29回愛媛大学医学部附属病院腫瘍センター講演会を開催しました。

 樋野教授は、医学部の一期生として本学をご卒業後、基礎病理研究の分野で活躍され、順天堂大学医学部附属病院で「がん哲学外来」を現在展開されています。「がん哲学外来」とは、自身の知識と経験を基に、がん患者やその家族の悩みや不安に寄り添いながら、精神的な解決策を模索するというものです。
 講演の中で、樋野教授は「この活動を全国展開しながら医療者と患者・家族の間にある溝を埋めることが、がん診療では最も重要であり、『治す』ということに加え『癒す』という行為こそが、医師の2つ目の使命である」と力説されました。
 当日は、多くの医療者が講演に聴き入り、今後の医療を考える良い機会となりました。<医学部>