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「プロテイン・アイランド・松山(PIM)国際シンポジウム2014」を開催しました【9月15日(月)、17日(水)】

 平成26年9月15日(月)、17日(水)、「プロテイン・アイランド・松山(PIM)国際シンポジウム2014」を開催しました。

 本シンポジウムは、本学の遠藤弥重太特別栄誉教授が開発した「無細胞タンパク質合成技術」を核に、松山をタンパク質研究の拠点にしていこうというPIM (Protein Island Matsuyama) 構想のもと、本学、愛媛県、松山市、松山商工会議所及び愛媛経済同友会の5者主催で開催しているもので、今年で12回目となりました。
 初日は、松山市総合コミュニティセンターで、「とことん科学!!〜タンパク質って、すごくない!?〜」と題して一般向けの体験セミナーを行い、主に松山市内の小中高校から約70人が参加しました。セミナーでは、プロテオサイエンスセンターの林秀則教授、坪井敬文教授及び遠藤教授が講演を行いました。また、参加者らは、林教授の実験指導のもと、無細胞タンパク質合成技術を用いて蛍光タンパク質を合成する実験やブロッコリーからDNAを取り出す実験にチャレンジしました。参加者からは、「学校でタンパク質という言葉は出てきたが、今回詳しく知れて良かった。」「実験を通して科学を身近に感じた。」などの感想が寄せられました。
 2日目は、愛媛大学南加記念ホールを会場に、「第12回松山国際学術シンポジウム」と題して、タンパク質の中でもこれまで研究が困難とされていた「膜タンパク質」をキーワードに、膜タンパク質の機能や細胞レベルでの役割、さらには感染症やがんにおける意義に焦点を当て、新進気鋭の研究者の方々に講演をいただきました。
 その後会場を移し、若手研究者を中心としたポスター発表や協賛企業によるブース展示が行われました。大学・企業の研究者、大学院生など約120人が参加して活発な質疑応答も行われ、有意義な会議となりました。
 また、今回からシンポジウム前日に、「PIM若手の会」を開催し、研究会・交流会を通じ若手研究者間の親睦を深めました。
 11月には「ビジネス展開への試み」として企業研究者向けに「膜タンパク質合成講習会」を開催する予定です。来年以降も、松山からタンパク質研究の情報発信を目指して、本シンポジウムの開催を予定しています。

<プロテオサイエンスセンター>