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教育学部で≪科学イノベーション挑戦講座≫「結晶構造解析に挑戦する」を開催しました【10月18日(土)】

 平成26年10月18日(土)、教育学部で≪科学イノベーション挑戦講座≫第4回「結晶構造解析に挑戦する」を開催しました。

 科学イノベーション挑戦講座は、科学技術振興機構次世代科学者育成プログラムメニューB採択事業として、昨年度から実施しています。本年度は、昨年から参加している7人の初年度受講生に加えて、新たに13人の受講生を迎え、総勢20人の受講生(男子11人、女子9人;1年生6人[男子4人、女子2人]、2年生9人[男子4人、女子5人]、3年生5人[男子3人、女子2人])が先進的な科学研究に取り組んでいます。

 第4回目となる今回の講座では、「結晶構造解析に挑戦する」というテーマで、本学総合科学研究支援センターの森重樹助教と共同しながら、第2回講座「世界結晶年記念講演」で、理化学研究所放射光総合科学研究センター(SPring-8)副センタ―長の髙田昌樹教授にご講演いただいた単結晶X線構造解析の理解に挑戦しました。
 まず、単結晶X線構造解析装置の標準試料として用いられているタウリンの単結晶を顕微鏡で探しました。タウリンは結晶性が高いため、試薬として市販されているものの中にも単結晶が存在します。

 

 次に、単結晶を探した後、単結晶X線構造解析装置で測定するためのループとよばれる輪っかに結晶を引っかけ装置に装着し、測定ができるように結晶の位置調整を行いました。その後、タウリンの単結晶解析を行いました。今後、得られたデータを解析して、中学生にも単結晶の構造を決めることができるか、研究の進展が期待されます。
 最後に、単結晶X線構造解析の原理を学ぶため、モデル学習を行いました。受講生は、熱心に条件を調整しながら、回折現象について研究を行いました。

 

 本テーマは、受講生の共同研究テーマの一つでもあり、講座終了後、自分たちでさらに研究を進めていきます。受講生の今後の研究の発展が楽しみです。
 次回は、11月15日(土)に本学で開講の予定です。

科学イノベーション挑戦講座HP

<教育学部>