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「プロテイン・アイランド・松山 国際シンポジウム2013」を開催しました【9月16日(月)、18日(水)】

 平成25年9月16日(月)、18日(水)、「プロテイン・アイランド・松山(PIM)国際シンポジウム2013」を開催しました。

 本シンポジウムは、本学の遠藤弥重太特別栄誉教授が開発した「無細胞タンパク質合成技術」を核に、松山をタンパク質研究の拠点にしていこうというPIM (Protein Island Matsuyama) 構想のもと、本学、愛媛県、松山市、松山商工会議所及び愛媛経済同友会の主催で開催しているもので、今年で11回目となりました。
 初日は「とことん科学!!〜タンパク質って、すごくない!?〜」と題して、松山市総合コミュニティセンターで、一般向けの体験セミナーを行い、主に松山市内の小中高校から約80人が参加しました。
 セミナーでは、プロテオサイエンスセンターの林秀則教授、坪井敬文教授及び遠藤教授が講演を行いました。また、参加者らは林教授の実験指導のもと、無細胞タンパク質合成技術を用いて蛍光タンパク質を合成する実験やブロッコリーからDNAを取り出す実験にチャレンジしました。参加者からは、「タンパク質の医学研究分野での応用に興味を持った。」「実験を通して科学を身近に感じた。」などの感想が寄せられました。

 2日目は「第11回松山国際学術シンポジウム」と題して、本学の南加記念ホールで、「タンパク質」、「細胞」、「個体」のレベルで研究を進めている新進気鋭の研究者の方々、さらにその医学応用を進めている創薬研究者の方々に講演いただきました。また、今年は専門家向けのシンポジウムでは初めて、無細胞系で合成した膜タンパク質を用いて創薬を行っている企業の研究員の方にも講演いただきました。このようなシンポジウムで、その分野のリーダーと企業研究者が議論をするということは非常に珍しく、今後大学と企業が垣根を越えて、日本発の薬剤を効率よく開発できる関係を築く良い機会になりました。
 その後、会場を移し、若手研究者を中心としたポスター発表や協賛企業によるブース展示が行われました。大学・企業の研究者、大学院生など約120人が参加して活発な質疑応答も行われ、有意義な会議となりました。
 11月にはビジネス展開への試みとして「企業向け情報発信セミナー」を開催する予定です。 
 来年以降も、松山からタンパク質研究の情報発信を目指して、本シンポジウムの開催を予定しています。

<プロテオサイエンスセンター>