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CMESの松下尚史さんが廃棄物資源循環学会中国・四国支部奨励賞を受賞しました【2月19日(日)】

 平成29年2月19日(日)付で、沿岸環境科学研究センター (CMES) 化学汚染・毒性解析部門の松下尚史さん (大学院理工学研究科博士前期課程2年生) が、廃棄物資源循環学会中国・四国支部奨励賞を受賞しました。
 同賞は、将来の活躍が期待される若手の会員に与えられるもので、今回の受賞は、平成28年9月27日 (火) ~ 29日 (木) に和歌山大学で開催された第27回廃棄物資源循環学会研究発表会での発表が評価されたものです。

 松下さんの発表演題は、「有機ハロゲン化合物によるガーナe-waste処理場の土壌汚染 – 不適切な処理にともなう有機化学物質の環境放出 – 」で、CMESの国末達也教授の指導のもとで取り組んだ研究成果です。

  松下さんの研究は、有害化学物質の汚染が懸念されているガーナの首都アクラに存在する、電子・電気機器廃棄物(e-waste)処理場の包括的スクリーニングを世界に先駆け実施したもので、先端質量分析機器を駆使した解析から、残留性有機汚染物質やハロゲン系難燃剤の環境放出だけでなく、ミックスハロゲン化ダイオキシン類の非意図的生成を初めて明らかにしました。特に、野焼きなどe-wasteの不適切な処理過程において二次生成していることを突き止め、作業労働者や周辺住民への曝露リスクが危惧されることを提示した点が高く評価されました。

松下さん

<沿岸環境科学研究センター(CMES)>