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大学院理工学研究科博士前期課程1年の小川雄平さんが「第28回廃棄物資源循環学会研究発表会」で優秀ポスター賞を受賞しました

受賞した小川さん

 平成29年年9月6日(水)~9日(金)、東京工業大学で開催された第28回廃棄物資源循環学会研究発表会で、沿岸環境科学研究センター(CMES)化学汚染・毒性解析部門の小川雄平さん(大学院理工学研究科博士前期課程1年生)が優秀ポスター賞を受賞しました。
 小川さんの発表演題は、「インド・ベンガルールに存在するe-wasteリサイクル処理施設労働者の臭素系難燃剤汚染-作業環境改善による血中レベルの低減-」で、CMESの国末達也教授の指導のもとで取り組んだ研究成果です。
 小川さんの研究は、電子産業が盛んなインド南部の都市ベンガルールに存在する電気・電子機器廃棄物(e-waste)リサイクル処理施設の作業労働者に対する臭素系難燃剤汚染を調査したもので、徹底した安全管理と作業環境改善により曝露レベルが明らかに低減したことを初めて明らかにしました。開発途上国の多くは管理されたe-wasteリサイクル施設を有していないことから、処理施設の近代化と廃棄物処理に関わる法規制の整備が急務であることを提示した点が高く評価されました。

<沿岸環境科学研究センター>