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連合農学研究科3年生のHoang Quoc Anhさんが第28回環境化学討論会にてSETAC JAPAN賞を受賞しました【6月12日(水)~6月14日(金)】

 令和元年6月14日(金)大学院連合農学研究科生物環境保全学専攻生産環境学分野3年生のHoang Quoc Anhさんが、埼玉県さいたま市で開催された第28回環境化学討論会において、SETAC JAPAN賞を受賞しました。SETAC JAPAN賞は、本討論会の「優秀発表賞」のひとつで国際審査部門(英語発表)の冠賞として、学会のさらなる国際化を推進するために設けられています。
 今回はHoang Quoc Anhさんの環境化学分野に関する研究が高く評価され、受賞に至りました。また、この討論会では、Hoang Quoc Anhさんの指導教員である大学院農学研究科の高橋真教授が、残留性有機汚染物質(POPs)に関する環境化学分野における長年の貢献に対して、第28回環境化学学術賞を受賞しました。
高橋真教授の受賞記事はこちら

【Hoag Quoc Anhさんからの受賞コメント】
  これまで、高橋真教授の指導の下、微量有機汚染物質の汚染実態の解明とその発生源およびリスク評価について研究してきました。私たちの研究はベトナムや他の発展途上国の、急速な都市産業化や廃棄物処理活動の影響を受けた地域に焦点を当てています。本討論会では、ベトナムの道路の塵の中に含まれる、多環芳香族炭化水素(PAHs)やそれらのメチル化誘導体(Me-PHHs)に関連した、汚染実態、その発生源及びリスク評価についてプレゼンを行いました。それらの汚染物質は、多量に広がっており、発癌性を含む高い毒性を含んでいることから関心を集めています。思いがけず、SETAC JAPAN賞をいただき、私にとって、忘れられない学会になりました。

第28回環境化学討論会(さいたま市)において環境化学学術賞を受賞した高橋 真 教授(左)と同討論会の研究発表に対して学生賞(SETAC JAPAN award)を受賞した大学院連合農学研究科博士課程学生のHoang Quoc Anh氏(右)

 

<大学院連合農学研究科>