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教育学部で同窓生の落語家古今亭菊志んさんによる特別講演会「話芸・落語の世界」を開催しました【11月16日(木)】

令和5年11月16日(木)、教育学部大講義室で、教育学部卒業生である落語家の古今亭菊志んさんをお招きし、特別講演会を開催しました。この講座は、同窓生を中心に多方面から学生に対する支援をお願いする「教育学部サポーター制度」の取組みの一環として、平成21年度からスタートし、今回で20回目になります。菊志んさんは、初の国立大学出身の真打ちとして活躍されており、平成21年度、平成26年度に続き、3回目の登壇となります。

今回の題目は「話芸・落語の世界~落語にコミュニケーションのヒントあり~」で、約80人の受講生は、菊志んさんの軽妙な語り口を楽しみながら話術のコツを教わりました。菊志んさんからは、落語の構成である枕(まくら)、本編、オチの話があり、それに基づいて、愛媛大学入学から落語家になるまでを枕とし、お酒を飲ませてもらおうとした男が、赤ん坊をほめようとする古典落語「子ほめ」が披露され、会場を沸かせました。その後、話術のコツとして、1.つみかの大切さ、2.一本調子にならないこと、3.口頭以外の表現(身振り手振り)、4.聞いてもらうための裏技(聞き手に合わせて話を変えていく等)について、それぞれ具体例を交えた説明がありました。

古典落語「子ほめ」を披露する菊志んさん

続いて行われたワークショップでは、受講生が即興でスピーチに挑戦しました。菊志んさんは、身振り手振りを交え声のトーンを変えたりしながら、最後に話のオチまで付けた受講生を評価し、「人前で話すときには、聞き手の理解を考えて話すことが重要」と助言しました。

「つかみ」に挑戦する学生

その後、受講生から、感想や話し方に関する質問を受け付けました。その中で、菊志んさんは、場面に応じて声の強弱や目線などを変えて話に引き込んだり、1対多数でも1対1で話をするように、できるだけ均等に顔を見て話すなど、聞き手を惹きつけるための工夫を紹介しました。

教育学部では、今後もこの教育学部サポーター制度にもとづく特別講義をはじめ、学生の学びを支え、地域の人材育成の核となる質の高い教員養成に取り組んでまいります。

学部長ほか関係者と記念撮影

<教育学部>