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ロシア・オレンブルグ市からの25人の柔道交流訪問団を受入れました【12月7日(木)】

 平成29年12月6日(木)~10日(日)まで,日露青年交流センターによる交流事業の一環として,ロシア・オレンブルグ市から14~20歳までの柔道交流訪問団が来県し,愛媛大学では12月7日(木)に学生交流プログラムを実施しました。

 本学での交流プログラムは,本年9月にオレンブルグ大学を訪問した愛媛大学の学生14名が企画し,ロシア兵墓地の礼拝や道後温泉観光,坊っちゃん列車乗車体験や,愛媛大学内にあるレストランにて歓迎昼食会を開催しました。

 ロシア兵墓地では,ロシア兵墓地保存会菅田顕会長から,1904年に起こった日露戦争で日本軍の捕虜となり,松山に送還されてきた延べ6,000人を超えるロシア兵のうちの兵士98名の祖国,北の方角に向かった墓標に語りかけるように毎週行っているロシア兵墓地清掃活動と,当時の松山市民のロシア兵に対する「おもてなしの心」を繋ぐものであると説明がありました。

 道後温泉観光では,松山観光コンベンション協会のボランティアガイドによる観光案内を受け,からくり時計・道後温泉本館・飛鳥乃湯泉の見学や,坊っちゃん列車に乗車し日本の建物や景色などを堪能しました。

  歓迎昼食会では,平成24年ロシア・オレンブルグ国立ドラマ劇場で「誓いのコイン」を演じた,坊っちゃん劇場支配人代理の平野淳氏が歓迎の挨拶をしました。次に,本学柔道部主将の立花祐哉さんが,「愛媛大学柔道部としてもロシアを訪問してみたい。次は,道着でお会いしましょう!」と12月9日(土)に愛媛県武道館で開催された柔道交流会に期待を寄せました。また,ロシア出身の本学理工学研究科のシャクマトフ・ディミトリ教授が通訳を行うなど,愛媛大学では初めての盛大なロシア人との学生交流事業となりました。

 訪問団長のオレンブルグ州柔道連盟会長アブドゥルマノフ・イーゴリ氏から「皆さまの歓迎に感謝いたします。特に,ロシア兵墓地の訪問を通し,日本人の礼節を重んじる姿から学ぶべきものがあった。それは,柔道において心技体の中の『心』,つまりは精神を重んじるということに繋がることを訪問団の団員に教えることができた」と,感謝の意を述べられました。

 今後も愛媛大学は,ロシア・オレンブルグとの学術・学生交流を促進してまいります。

 

<国際連携課>