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2016.05.13
大学は楽しいところじゃない

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高島 英造 准教授

スーパーサイエンス特別コース 教員
●プロテオサイエンスセンター マラリア研究部門
●分子寄生虫学

 私は大学・大学院あわせて10年間、大学で学生をしていました。その後、企業に勤めたり、大学の先生になったり、海外の研究所で研究員をしたりしてきました。そして愛媛大学に勤めて5年ちかくになります。気がつけば私の人生の半分は大学関連の組織に所属している計算になります。そしてようやく気がついた事があります。残念だけど「大学は楽しいところじゃない」ってことです。
 大学生の時は先生の事を完全に見下して「ダメ人間の集まり」だと思っていました。だから楽しくなかった。大学院生の時は研究成果を挙げて博士号を取ることで、精一杯でした。研究員の時は研究成果がなかったらクビになっちゃいますから、必死でした。私にとって大学は楽しいところじゃない。
 いま私は、大学生時代に「ダメ人間」と思っていた、大学の先生の一人になってマラリアを研究しています。マラリアは蚊で媒介される熱帯病で、全世界で年間50万人近い人々が命を落としています。松山市の住人全員に匹敵する、すごい人数です。ですから毎日「一刻も早くマラリアの無い世界を実現したい」と思って努力しています。愛媛大学が開発したコムギ胚芽無細胞タンパク質合成系を利用して、マラリアワクチンの開発、新しいコンセプトのマラリア診断薬の開発、マラリア感染機構の生化学的解析、などなど、どれを取っても全世界を変えるエキサイティングな研究をしています。私にはまだ楽しめませんが、どうですか?楽しそうですか?
 「一緒に勉強しましょう。」私が高校生のあなた達に送れるメッセージは、こんなありきたりな言葉です。つまらなく感じるかもしれません。私もそうだった。でも、もし愛媛大学生になって、マラリアに興味を持ったら、私達の研究室を訪ねてみてください。ウェブサイトもどうぞよろしく。

プロテオサイエンスセンターマラリア研究部門ホームページ

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