未来の愛大生へ

2026.10.27
AIの時代だからこそ「求められる人材」になろう

阿萬 裕久 教授

●デジタル情報人材育成機構 総合情報メディアセンター
●ソフトウェア工学

私はソフトウェア工学を専門に研究しています。簡単に言えば、「品質の高いソフトウェアをどうやって作るのか、隠れた不具合をどうやって早期発見するのか」という課題の解決に向けた手法をデータ分析の観点から研究しています。そして、工学部の学生を対象にプログラミングやソフトウェア開発の講義と演習を行っています。

プログラミングやソフトウェア開発と聞くと、「それってAIに任せたらいいのではないか?」という意見を持つ人も少なくないのではないでしょうか?

たしかに、実際のソフトウェア開発の現場では、AIの活用は積極的に行われています。それゆえ、その意見は決して間違いではありませんが、「AIに完全に任せられるわけではない」という点も重要です。AIは優秀ですが、常に完璧な仕事をしてくれるとは限りません。AIに作ってもらったりチェックしてもらったりする一方で、人手による作成や確認も欠かせないのです。

そうなると、AIが作り出した内容をきちんと理解し、修正すべき点があればそれを的確に指摘できる人材が求められます。単に「AIを使える人」ではなく、「AIの仕事を監督できる人」であることが必要なのです。そのためには自分で学んで考える力を養うことが大事であり、それこそが大学生のうちに身につけるべき素養であると思います。

今やAIはソフトウェアや情報系の世界に留まらず、さまざまな場面で活用されています。そのため、自分が興味を持てる分野でしっかりと学ぶ力・考える力を養えば、AIの時代だからこそ「求められる人材」になれると思います。

最後に、愛媛大学工学部では入学直後にさまざまな分野を横断的に学び、1年生の後期から専門のコースに分かれる制度になっていますので、自分に合った分野を見つけやすくなっています。いろいろな研究分野で活躍している研究者(教員)が多数在籍していますので、是非とも調べて参考にしてみてください。

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