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未来の愛大生へ

2022.11.21
今こそ土木じゃない?

佐古 大地

●理工学研究科生産環境工学専攻環境建設工学コース(令和3年度入学)
●廿日市高校

私の実家は、田舎で小さな建設会社を営んでいます。そのため、幼い頃から土木が身近にあり、ものづくりにも興味があったことから、環境建設工学科 土木工学コース(現:工学科 社会基盤工学コース)へ進学しました。本コースへの進学にとても満足しており、理由は以下の3つとなります。

・1つ目は、各分野で著名な教授陣がいらっしゃる上に、距離感が近く、親身になってくださる事
・2つ目は、就職先が他学科と比べて抜群に良い事。
・3つ目は、コミュニケーション能力を育む講義プログラムが多い事。

まず、1つ目について、工学系の先生方はお堅いイメージがありましたが、実際は陽気でお喋りで、土木技術者の卵を丁寧に育てようという意思が伝わってくる方ばかりでした。次に、2つ目について、現在の建設技術者の不足を背景に、土木建築工学を「専攻していない」が建設技術者として働く大学卒業生が増えているそうです(文部科学省より)。なので、土木工学を専攻し技術者として活躍する方は貴重で売り手市場だと思います。また、生徒数と教授数の比、研究面から国立大の土木は特に貴重だと思います。そして、3つ目について、土木のものづくりは一人では不可能であるためか、グループワーク等での協調性を育む講義が多く、人としてとても磨かれました。また、留学生も多くインドネシアやミャンマーの友達ができ、英語も話せる様になりました。途上国では、工学の中で土木が最も地位が高く賢い学生が集まるそうです。他業界より海外に行きやすいのでは?と思います。

土木は、他分野と比べて主に国や地方自治体のお金でものをつくる特殊な工学で、物理的に「ものづくりの最大規模」と言えます。また、地域住民はもちろん、完成から数十年後にその地を訪れた人にも感動を届けられるロマンチックな一面もあります。私はそんな土木に一生携わり、国民全員のための仕事という責任感とやりがいを感じつつ、我が国を代表するインフラの施工を担える土木技術者になりたいです。

これらを踏まえて「今こそ土木じゃない?」と私は思います。

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