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伊予マラリア研究フォーラムを開催

 平成18年10月7日(土)に、総合情報メディアセンターで伊予マラリア研究フォーラムを開催しました。
 平成18年10月7日(土)に医学系研究科寄生病原体学鳥居本美教授と無細胞生命科学工学研究センター坪井敬文教授が世話人となって、総合情報メディアセンター・メディアホールにおいて伊予マラリア研究フォーラムを開催しました。世界各国からマラリア研究をリードする研究者を演者として招聘し、興味深い講演と活発な討論が行われました。

講演者を囲んでの集合写真

講演者を囲んでの集合写真

 

 参加者は大学の研究者・学生・留学生の他、企業の研究者など北は北海道から南は九州まで総勢50人に及び、マラリア研究に対する関心の高さを印象づけました。マラリアは世界で数億人の罹患者と毎年数百万人の死者を出している重要な感染症の一つですが、その制圧を目指して世界中の研究者が様々なアプローチで研究を行っています。最近、マイクロソフト会長ビル=ゲイツ氏が自身の財団からマラリア研究に対しても巨費を投じる事が報道されるなど、社会的な関心も高まりつつあります。
 今回の伊予マラリア研究フォーラムでは、スエーデン・カロリンスカ研究所のマッツ=ウォールグレン博士やオランダ・ライデン大学のアンディ=ウォーターズ博士など、世界を代表するマラリア研究グループを指揮する研究者をはじめ、米国、フランス、タイなど世界各国の研究者を招待し、最先端の研究成果を講演して頂きました。講演内容は分子生物学・免疫学などの基礎研究からマラリアの重症化を防ぐ新薬などの応用研究まで多岐にわたり、大変刺激的なものとなりました。当大学医学系研究科寄生病原体学の金子修助教授がマラリア原虫の赤血球侵入関連タンパク質についての研究成果を披露しました。
 参加者は先端的な研究成果を熱心に聴講し、発表ごとに講演者との間で活発なディスカッションが行われました。さらに、休憩時間中もコーヒーを片手に招待講演者と討論を行う姿が随所で見られるなど、開催時間をいっぱいに使ったホットなフォーラムとなりました。

無細胞生命科学工学研究センター