平成21年2月26日（木）、平成20年度愛媛大学図書館学術講演会を開催しました。
図書館では、毎年図書館活動の活性化と職員のスキルアップを図るべく学術講演会を開催しています。22回目となる今回は財団法人 日本科学協会 教育・研究図書有効活用プロジェクト室の顧 文君室長代理をお招きし、「図書資料の有効活用−グローバルな視点から−」をテーマとして2月26日（木）に開催し、県内8機関の図書館職員27人が参加しました。
講演では、日本で処分される図書を収集し、アジア近隣諸国の大学・研究機関に国境を越えて寄贈し、教育・研究への活用を通じて国際的な情報共有の促進、相互理解の深化、友好親善の増進を図る 財団法人 日本科学協会の「教育・研究図書有効活用プロジェクト」の実施状況が、ユーモアを交えて説明され、参加者は熱心に聞き入っていました。
講演後の意見交換においては、書庫の狭隘化等、図書館の抱える問題点について、参加者が所属する図書館の現状が報告され、また、地域の方に図書を寄贈する公立図書館の取り組み例を挙げるなど、活発な議論が交わされました。