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令和5年度第4回安全衛生講演会を開催しました【9月27日(水)】

令和5年9月27日(水)、総合情報メディセンターのメディアホールを主会場として、安全衛生講演会を対面及びオンラインのハイブリッド形式で開催しました。

この講演会は、「全国労働衛生週間(10月1日~7日)」に先立ち、学生及び教職員を対象に、安全衛生管理推進室と工学部安全衛生委員会が共同開催したもので、来場者及びオンライン聴講者を合わせて、約100人の参加がありました。

はじめに、安全衛生管理推進室の森重樹副室長から「本日の講演会の受講により、大学構成員皆様の安全意識が高まり、労働環境の更なる改善、ひいては健康増進につながることを期待しております」と開会の挨拶がありました。

第1部は、愛媛労働局健康安全課の土井厚志主任産業安全専門官が「これからの安全衛生管理について」と題して、愛媛県内の労働災害発生状況や、安全衛生の現状と課題について講演を行いました。講演では、安全衛生水準を高めるには、これまでの災害事例から学ぶことにより、再発防止を徹底するとともに、災害時に何を優先すべきかを考え、常に安全意識を持つことが大事であると述べられました。

第2部は、東京大学環境安全研究センター長の辻󠄀佳子教授が「研究開発現場における自律的リスク管理を促すための環境安全基礎」と題し、大学の研究室における「安全とは?」というテーマのもと、講演を行いました。講演では、研究開発現場におけるリスク管理について、大学における事故発生状況をもとに、研究活動と安全のバランスにおいては、いかに安全管理や法令遵守を保つのか、研究者としての責務として自らのリスクを自らの力で削減する努力、自分の身を守るための術を身につけることが重要であると述べられました。
         
講演を通じ、参加者からは、「過去の具体的な事故事例の紹介いただいたのでわかりやすかった」、「大学における安全とは何かを考えさせられる内容で、大学内の多くは学生に起因するというのはどこの大学でも同じ状況かと思った」、「『安全な状態は人が作るもの、与えてもらうものではない』という言葉が印象に残った」等の感想が寄せられました。

最後に、安全衛生管理推進室員で連合農学研究科の伊藤和貴副研究科長から、御礼の挨拶があり、閉会しました。

安全環境課では、今後も教職員及び学生を対象とする講演会を開催し、本学構成員の安全衛生管理に対する意識向上を図っていきます。

開会の挨拶をする森副室長
講演をする土井専門官
講演をする辻センター長・教授
伊藤副研究科長の閉会の挨拶
聴講する参加者の様子

<安全環境課>