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海外派遣・受入に関わる危機管理セミナーを開催

  平成19年5月11日(金)総合情報メディアセンター及び放送大学愛媛学習センターにおいて、服部誠氏(一橋大学国際戦略本部総括ディレクター、中部大学客員教授、JAFSA国際教育交流協議会常務理事)をお迎えし、国際交流センターと危機管理室の主催で、海外派遣・受入に関わる危機管理セミナーを開催しました。
  このセミナーは、海外滞在・留学中の不測の事態(災害・事故・病気など)を未然に防ぐための「予防措置」及び事後の対応を図るための全学的な「危機管理体制」について考えることを目的に企画した、具体的、実践的なものです。第1部は、「海外派遣・受入に関する危機管理」と題して基調講演を行い、第2部では、「海外研修の具体的事例に基づくケーススタディ−危機管理シミュレーション−」と題してケーススタディを行いました。
  第1部の基調講演で服部先生には、今までにあった不測の事態の実例、外国の大学におけるセキュリティーの現状などについて紹介していただくとともに、留学時におけるオリエンテーションの内容などについてご指導いただきました。また、危機は必ず起こるものであること、人為的な危機は避けることができること、発生原因の90%は「人」であること、兆候を早く捉えて無視しないこと、起こる可能性を否定しないことなど、危機管理の前提条件をご指導いただきました。なお、会場となった120人収容のメディアホールは満席となり、教職員の関心の高さを示していました。
  第2部では、放送大学愛媛学習センター4階の講義室に会場を移し、ケーススタディ「海外研修の具体的事例に基づくケーススタディ−危機管理シミュレーション−」を行いました。この研修は、現実に起こりうる海外での事件、事故等に関して大学としての対応方法、全学的な対応組織の構築と運用方法を学び、危機対策に応用できるスキルの向上を目的としています。今回は、海外研修中のグループがバス事故にあったケースを想定して行われ、各参加者は、緊急対策本部の各部門(本部、家族対応班、マスコミ対応班、情報収集班、総務渉外班、学生保護者など)に分かれてシミュレーションを行いました。研修会場の参加者は、怒号が飛び交うなど騒然とした雰囲気の中、額に汗をにじませて、部門間を飛び回っていました。
  最後にまとめとして各班から発表を行い、その発表に対する講評や指導をいただいて無事研修を終了しましたが、実り多い貴重な時間となりました。

広報室