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公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金「GHIT Fund」から本学プロテオサイエンスセンターを含む国際共同研究グループへの助成金交付が決定しました【9月16日(火)】

 平成26年9月16日(火)、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金「GHIT Fund」から、本学プロテオサイエンスセンターを含む国際共同研究グループへ、助成金が交付されることになりました。

 グローバルヘルス技術振興基金 (GHIT Fund:ジーヒット・ファンド) は、日本政府(外務省・厚生労働省)、民間企業(アステラス製薬・エーザイ・塩野義製薬・第一三共・武田薬品工業)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、国連開発計画(UNDP)が設立した、世界初の革新的な官民パートナーシップです。開発途上国に蔓延する感染症の新薬やワクチン等の新しい医薬品の研究開発および製品化を促進することにより、グローバルヘルスへ貢献することを目的にしています。
 その第3回目の助成金が、7件の国際共同研究グループに対して交付されることになり、そのうち、本学プロテオサイエンスセンターと米国PATHマラリアワクチンイニシアティブ(MVI)からなる国際共同研究グループの「マラリア撲滅に有用な新規マラリア伝搬阻止ワクチンの開発」に関する研究に、約7,660万円が助成されました。研究期間は平成26年10月から平成28年9月の2年間を予定しています。
 この研究は、人から蚊へのマラリアの感染を阻止することができ、マラリアの制圧に不可欠と考えられている伝搬阻止ワクチンの開発です。これまで、伝搬阻止ワクチンの候補となるマラリアタンパク質は2種類しか無く、その開発が世界的に困難を極めていました。本プロジェクトは、本学の遠藤弥重太特別栄誉教授が開発したコムギ無細胞タンパク質合成技術を用いて、プロテオサイエンスセンターが発見した新規伝搬阻止ワクチン候補タンパク質を、MVIと共同で前臨床試験に向けての開発を進めることにより、マラリア対策に貢献することを目指しています。

<プロテオサイエンスセンター>