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重要なお知らせ

未来の愛大生へ

2022.06.28
患者さんから学び、患者さんに還元する

城戸 輝仁 教授

●大学院医学系研究科 放射線医学
●画像診断、人工知能、放射線被ばく、医療画像システム

愛媛大学医学部は1973年に設立され、来年は創立50周年を迎えます。医学部の基本理念である「患者から学び、患者に還元する教育、研究、医療」をテーマに、これまで多くの医師・看護師を育成・輩出し、医学の発展や地域医療の充実などに貢献してきました。また併設される医学部附属病院においては、世界レベルの最先端医療の提供と併せて、近年のコロナ渦における重症患者さんの受け入れ先として愛媛県の医療提供体制の維持に貢献しています。これからも地元に愛される医学部および附属病院として発展して参ります。

私たち放射線科医は、「画像診断」「放射線治療」「IVR(Interventional Radiology)」の三本柱で診療を担っています。最近では「ラジエーションハウス」がドラマ化され、本田翼さんの活躍により、その診療への貢献が広く知られてきました。病院内においては、縁の下の力持ち的な役割を担うことが多く、放射線科医のことをDoctor’s Doctor(お医者さんの為の医師)と表現されることもあります。愛媛県は全国トップクラスの放射線科医師の教育プログラムを要しており、人口あたりの放射線科医数が全国2位となっています。これにより、病変の早期発見(画像診断)やカテーテルを用いた低侵襲な治療(IVR)、放射線を用いた癌治療(放射線治療)などが広く県下で提供できる環境が構築されています。研究においても、「患者さんに還元」することを目標に、世界に向けて論文発信するとともに、研究成果から産学連携を通じて診断ソフトウェア開発や臨床実装まで含めて推進することで、実際の臨床現場で目の前の患者さんの診療に役に立つ新しい技術や医療の提案を目指して日々取り組んでいます。あなたの研究成果を通して、世界中の多くの患者さんを救う研究も実践できますよ!

医学部に興味を持っている皆さん、私たちと一緒に愛媛大学で医学を学び、医療の発展に貢献しながら、患者さんを笑顔にできる医療人を目指しませんか?

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